2019年7月28日日曜日

第25回参議院議員通常選挙の結果について

 先週日曜日(7月21日)、参議院通常選挙が実施された。その結果、自民党・公明党の
与党で改選議席の過半数を獲得したことは、周知のとおりである。
 今回は、この選挙における公明党の得票数等について論じる。

 今回の選挙戦では、山本太郎氏が立ち上げたれいわ新選組から、沖縄の創価学会員、野
原善正氏が、公明党の山口代表と同じ東京選挙区から立候補したことが話題となった。

 野原氏は、自身が創価学会員であることを前面に打ち出した。そして、自民党に追随し
て池田大作の平和主義から離れてしまっているとして、公明党を批判した。

 6年前、東京選挙区から立候補して66万票以上を獲得して当選した山本太郎氏が、今回
は比例で立候補したことから、野原氏が山本氏の票をどの程度取り込めるか、また、創価
学会票を切り崩すことができるかが注目された。

(総務省公表資料に基づき作成)

NHK選挙WEBに基づき作成)

 今回と前々回の東京選挙区の開票結果を比較してみると、公明党の山口代表は、1万7千
以上も票を上積みして当選しており、6年前と同様、創価学会票を手堅く獲得したものと
思われる。

 一方、野原氏の得票数は21万4千票あまりで、落選という結果になった。
 この結果は、健闘したと言えなくもないだろうが、彼が創価学会員であることを公言し
ていたために、6年前は山本氏に投票した有権者の大部分からは敬遠されたのではないか
と思われる。創価学会票の切り崩しも、大きな成果を上げたとは言い難い。

 野原氏の立候補が契機となり、与党であるが故に、安全保障などで現実主義的政策を追
認せざるを得ない公明党に反旗を翻す創価学会員が、もっと多く出るのではないかという
淡い期待を、私個人としては抱いていたのだが、残念ながらそれは空振りに終わったよう
である。

 だが、比例区の開票結果は、公明党の集票力が目に見えて落ちていることを示すものと
なった。

参議院選挙における公明党得票数等の推移
※ 絶対得票率(%)= 得票数 ÷ 有権者総数

(総務省公表資料に基づき作成)

 今回、公明党は比例区では、約654万票しか獲得できなかった。これは前回よりも100万
以上も少ない数字である。過去最多得票だった平成16年(2004年)と比較すると、200万
以上の減少となる。

 この減少は、今回の参院選の投票率が低迷したことだけでは説明できない。
 平成19年から平成28年までの4回の参議院選挙では、投票率の増減にかかわらず、公明
党の得票数・絶対得票率は、さほど大きく変動していない。

 平成22年と平成25年を比較すると、全体の投票率は5%以上も落ち込んでいるにもかか
わらず、公明党の絶対得票率は0.07%減少しただけだった。

 それが今回、公明党の絶対得票率は、前回から0.96%の減少となった。
 最強の集票マシーンと呼ばれてきた創価学会だが、近年、活動家の高齢化が進んでいる
ともいわれる。

 また、インターネット上での創価学会の悪評は、根強いものがある。学会員の家庭に生
まれ育った者でも、創価学会・公明党を避ける傾向が広まっているのかもしれない。
 こうした背景から、F票を獲得する力が落ちてきているのではないだろうか。

 議席の上では、公明党は今回の選挙では勝ったと言えるだろう。
 だが、比例での公明党得票数の減少は、遠からぬ将来、国会で現在の勢力を維持できな
くなる未来を暗示しているのかもしれない……。

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2019年7月21日日曜日

公明党の選挙運動について

 日本は自由な社会であり、誰がどの政党を支持するかは個人の問題である。自由な意思
に基づく投票は、憲法によって保証された権利である。

 創価学会においても、表向きは「どの政党を支持するかは各会員の自由」とされてはい
るものの、それは実態を伴わないキレイゴトに過ぎない。

 創価学会が組織を挙げて、「F取り」と称する公明党の選挙運動に邁進していることは
周知の事実である(「F」とはフレンドの略)。


> 「学会員個人個人の政党支持は、自由であることを再確認しておきたい」(一九九四
> 年一一月一〇日、創価学会・総務会での決定事項)
>  というのが、政治にかかわる創価学会の建て前である。総務会という同会の最高議
> 決機関で決定しているものだが、実態はそうではない。
 (中略)
>  創価学会の会合に呼び出されて、宗教の話ではなく、F票の目標数を聞かれ、投票
> 日には投票までチェックされる。こうした組織活動の雰囲気の中で、
> 「私は自民党を応援しますので、同党のF取りをやります」
>  とか、
> 「公明党を支持しませんので、会合では信仰の話が終わったら帰宅します」
>  あるいは、
> 「日本共産党に投票しました」
>  などの姿勢を見せたら、まず、学会の組織にはいられなくなる。「信心が足りない」
> とか、「池田先生を裏切るの!」等、批判され、反逆者のレッテルをはられ、最悪、
> ほかの理由を付けて組織除名は免れない。組織に選挙の自由はないのだ。
 (創価学会問題研究会 著『創価学会婦人部』)


 『創価学会婦人部』は平成13年(2001年)に出版されたもので、情報がやや古いことは
否めない。

 現在は自民党・公明党の選挙協力がかなり進んでおり、国政選挙で公明党が候補者を立
てない選挙区では、創価学会は自民党の候補を支援しているはずである。

 とはいっても、創価学会においては、公明党の応援が最優先されることに変わりはない。
 公明党が集団的自衛権行使を容認したことについて、異議を唱えた学会員が除名された
との報道もある。


> 「創価学会から除名する」――。埼玉県坂戸市の会社員、篠澤脇司氏(52歳)の自宅
> に、学会からその「通知書」が届いたのは、昨年12月末のことだった。
 (中略)
>  そこに書かれていた処分の理由は、要するに篠澤氏が「執行部批判の言動を続けた」
> というものだ。
 (中略)
>  だが、そもそも、なぜ篠澤氏は批判を始めるに至ったか。きっかけは2014年の安倍
> 政権による集団的自衛権行使容認の閣議決定だったという。
 (中略)
> 「公明党を支援できません」16年夏の参議院議員選挙を前に上位役職の本部長らに告
> げたところ、すぐに地区部長解任となった。
>  翌17年には残っていた副支部長の肩書も外され、一般会員に。すると座談会などの
> 連絡は途絶え、会員と道で擦れ違っても無視される“村八分”となった。
>  学会本部の監正審査会に不服を申し立てたが、処分が覆ることはなく今年8月に除
> 名が確定。
 (『週刊ダイヤモンド』2018年10月13日号)


 創価学会においては、公明党がどのように政策を変更しようとも、それについて意見を
述べたりせず、唯々諾々と選挙支援をするべきだとされているのである。

 また、大部分の学会員もそれをおかしいと思わない。彼らが公明党の選挙運動を行うの
は、それが「功徳(ご利益)」をもたらすと信じているからだ。度し難いほど愚昧で、民
主主義の理念から逸脱した態度である。

 活動熱心な学会員になると、自分の地元だけでなく、他の選挙区の応援にも出向く。
 昨年の沖縄県知事選で、自民党・公明党から推薦を受けるも落選した佐喜眞淳氏を応援
するために、各地から5千人もの学会員活動家が結集したと報道されたことは、記憶に新
しい。

 創価学会では、東京都議会議員選挙を重視しているため、その際にも各地から学会員が
応援に駆けつけるという。

 こうした場合の交通費・宿泊費は、各学会員の自腹である。
 学生時代の同級生等、旧知の学会員から投票依頼の電話を受けた経験がある方も多いだ
ろうが、電話料金も当然、本人の負担である。

 選挙では多くのマンパワーが必要になる。公明党以外の政党からの立候補者は、アルバ
イト等でそれを賄っているが、公明党の場合は、創価学会員が無償で奉仕している。

 創価学会員であるということは、本来、自由であるべき投票に制約を課され、選挙運動
でタダ働き――しかも旅費等の経費は持ち出し――までしなければならない、ということ
でもあるのだ。

 彼らは、公明党の候補者は池田先生のお眼鏡にかなった人物であり、そういう人を応援
することは仏道修行になり、平和にも貢献することなのだと本気で信じている。

 しかし、当ブログで論じてきたように、池田大作が本心からの平和主義者とは信じがた
い。池田は、そのように振る舞う方が何かと都合がいいから、平和主義者のフリをしてき
ただけに過ぎない。

 国際社会には対立する様々な利害が錯綜しており、各地の紛争にも、それぞれに複雑な
背景がある。世界平和のために、どのように振る舞うことが日本にとって最適なのかは、
簡単に答えが出せる問題ではない。

 だから私は、憲法9条の擁護を主張し、集団的自衛権や軍事基地には絶対に反対という
人々について、理想を掲げることの意義は認めるものの、本当にそれだけで平和が実現す
るほど、現実は甘くはないだろうとの懐疑的な見方も持っている。

 だが、創価学会員という連中は、「池田大作を崇めることが平和主義だ」と信じている
のと同じであり、その愚劣さには嫌悪しか感じない。

 何も考えずに「創価学会・公明党は絶対に正しい」と信じ続けられる人は、ある意味で
幸せなのかもしれないが、そういう連中が国政選挙の結果まで左右してしまう現状は、日
本にとって、たいへん不幸なことだと思う。


補足 

 池田大作が行ってきた「平和運動」の内容は、金を積んで各国の著名人と会談し、ゴー
ストライターを使って美辞麗句を連ねた本を書かせてきたというだけである。

 また彼は、軍事独裁者で麻薬ビジネスを営んでいたノリエガ将軍と親交を結んでいた。
 そんな人物が、本心からの平和主義者かどうかなど、考えるまでもないことであろう。

  池田センセイの「ご友人」

  池田大作は本当に平和主義者か?

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2019年7月14日日曜日

仏敵撲滅唱題について

 平成3年(1991年)11月28日、当時の日蓮正宗法主・阿部日顕氏は、創価学会に対して
破門通告書を発した。

 この件に関して創価学会は、自らの立場を弁明すべく『宗教はだれのものか』と題した
書籍を出版している。同書は「破門」について、以下のように述べている。


>  一一月二八日、ついに日顕は、創価学会に対して「破門通告書」を出した。
 (中略)
>  同じ頃、全国の創価学会の会館では、記念幹部会が開催された。
>  一〇〇〇を超す各地の会館には、この日ばかりは手に手に鳴り物やポンポンを持っ
> た会員たちが、笑顔を抑えきれない様子で続々と集まった。まるで、贔屓のチームの
> 優勝決定戦に出かけるサポーターのような、文字どおりの嬉々とした顔だった。
>  日顕が、どうしても理解できていなかったのは、この庶民の逞しさと賢さなのだ。
>  時代錯誤甚だしい“破門通告”なるものを受けた直後の記念幹部会は、そのまま「魂
> の独立記念日」祝賀の幹部会となった。破門の一件が語られると、どの会場も場内は
> 爆笑と歓声の渦になり、人々は鳴り物を鳴らして喜び合った。
 (青山樹人著『最新版 宗教はだれのものか』)


 この記述を信ずるならば、創価学会にとって、日蓮正宗から破門されたことは「魂の独
立」であり、歓喜して受け入れたということになる。

 それが事実ならば、破門を決定した阿部日顕氏に対しては、全学会員が報恩感謝の気持
ちを抱いたことであろう。

 だがしかし、実際に創価学会がやったことは、阿部氏を「仏敵」に認定し、組織を挙げ
て呪詛の題目を上げることだった。


>  周知のように創価学会は、1991年11月に創価学会を破門した日蓮正宗を「邪教・日
> 顕宗」と呼び、これを撲滅するとして熾烈な攻撃を繰り広げている。
>  そうした攻撃の一環として、創価学会が学会員に強いているのが、阿部日顕日蓮正
> 宗法主の「撲滅」「打倒」を目的とした祈念、すなわち呪詛である。
>  そうしたいくつかの事例を紹介しよう。
>  まずは「日顕撲滅唱題表」である。92年頃から創価学会は、全国の支部・地区・ブ
> ロック組織に「日顕撲滅対策委員会」なるものを設置。日蓮正宗に対する激しい攻撃
> を開始したが、そうした過程で作成されたのが、この「日顕撲滅唱題表」である。
 (乙骨正生 編著『公明党=創価学会の深層「自・創」野合政権を撃つⅢ』)

(出典:同上)

 ※ 「1マス20分です。塗り潰す色は黒がいいでしょう。100万編あげれば日顕は真っ
  黒になり消えてなくなります。憎しみをこめて塗り潰しましょう!」とある。


 創価学会は組織を挙げて呪詛を行っておきながら、一方では「他の宗教は非科学的だ」
とか「破門など時代錯誤甚だしい」と他者を批判してきた。そんなことを言う資格が彼ら
にあるのだろうか……。

 さて、「仏敵」に認定されたのは、阿部日顕氏だけではなかった。創価学会は、自分た
ちにとって不都合だったり気に入らなかったりする存在を、それまでの経緯や事情を斟酌
することなく「仏敵」呼ばわりし、呪詛の対象としてきた。


>  ここに一通の投書がある。創価学会員が、仏壇の中に入れ、毎朝晩、ご本尊と共に
> 拝んでいるという紙である。これを毎日拝まされていることに耐え切れなくなったあ
> る学会員が、週刊新潮編集部宛に送ってきたものだ。
 (山田直樹著『創価学会とは何か』)

(出典:同上)

 ※ 『創価学会とは何か』は、平成15年(2003年)に週刊新潮に連載された「新・創価
  学会を斬る」を単行本化したもの。
   「山友」は元顧問弁護士・山崎正友氏、竹入は元公明党委員長・竹入義勝氏。


 阿部日顕氏は、法主に就任した後、創価学会を批判することを宗内において禁止し、そ
れでも批判を止めなかった僧侶を大量に除名処分までした(除名された僧侶たちは「正信
会」を結成)。

 そうまでして創価学会との宥和を目指した阿部氏だったが、その後の紆余曲折を経て、
表向きは下手に出つつも、その実、あくまでも宗門を自分の支配下に置こうと画策する池
田大作に見切りをつけ、最後の手段として破門に踏み切ったのである。

 また、山崎正友氏や竹入義勝氏も、様々な不正に手を染めてまで、創価学会と池田を守
ってきた人物である。

 これらの人々が創価学会と敵対する側に身を置くことになったのは、諫言にはいっさい
耳を傾けずに問題を起こしまくり、何かあれば隠蔽やもみ消し工作だけで乗り切ろうとし、
その上、何も知らない末端の学会員たちに、自身への個人崇拝を植え付けようとしてきた
池田大作を見限ったからに他ならない。

 そして、学会員たちに「仏敵」を憎悪して戦うことが、成仏への道だと指導してきたの
も、彼らが敬愛してやまない池田センセイだった。以下に池田語録を引く。


 「邪悪と戦うことが『信心』である。『師子王の心』で、仏敵と戦ってこそ『仏』とな
 る。間断なく謗法を責めてこそ、『仏罰の現証』も相手に厳然と現れる」

 「釈尊も絶えず魔と戦った。『魔と戦い続ける』ことと『仏である』こととは、実は同
 じことと言っても過言ではない」

 「勝つか負けるかである。最後まで、悪には、とどめを刺さなければいけない」

 ※ すべて『御書をひもとく要文123選』(創価学会 男子部教学室 編)による。


 創価学会員という連中は、上記のような池田大作の指導を信じ、仏道修行の一環として
「仏敵」への呪詛を行ってきたのである。

 こうした事実がある以上、創価学会員であるということは、反社会的な人格を涵養して
いることと同義だと言わざるを得ない。

 このようなカルトを「唯一絶対に正しい信仰」と信じる輩が、日本には数百万人もいる
のだ。空恐ろしい現実である。

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2019年7月7日日曜日

おすすめの記事&これまでのまとめ

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ピアノと写真、そして執筆活動
 平成22年(2010年)に脳梗塞で倒れたにもかかわらず、まるで何事もなかったかのよう
に、旺盛な執筆活動を続けられている池田センセイ。天が彼に与えたものは文才だけでは
なかった。ピアノ・写真の腕もプロ級なのだ。池田センセイの多芸多才の秘密とは……!?

池田城久の死
 「信心すれば病気が治る」をうたい文句に信者を集めてきた創価学会。だが、池田大作
名誉会長の御令息・池田城久氏は、29歳の若さで胃穿孔で死去していた。文字どおり「胃
に穴が開く」ほどの城久氏の苦悩とは……!?

第四代会長・北条浩氏について
 戦国大名北条氏の末裔にして、旧華族でありながらも創価学会に入会し、第四代会長に
まで上り詰めた北条浩氏。池田名誉会長との「師弟不二」を貫いた彼の生涯は、池田セン
セイのお人柄を物語る数々のエピソードで彩られていた。

日蓮と真言宗と池田大作
 創価学会では、入信すると次は家族を折伏することが求められる。しかし、信心の師匠
であるはずの池田センセイは、親族の折伏に失敗していた。師としてふがいないようにも
思えるこの件だが、その真相は、池田センセイが真実の日蓮大聖人の仏法を貫こうとされ
たことにあった。センセイが悟った日蓮仏法の真髄とは……!?

本部職員の待遇と創価学会の財力
池田大作のぜいたく
 毎年、年末に実施される財務だけでも一千億円以上を集めるといわれる創価学会。集め
た金の使途については、一貫して非公開とされている。巨額の金は、いったい何に使われ
ているのだろうか?

狂信者の心理
 創価学会員から入信勧誘等を受け、彼らのあまりの話の通じなさ加減に辟易した経験が
ある人は現在でも少なくない。創価学会をはじめとするカルトの狂信は、いかなる心理に
より成り立っているのだろうか?

「南無妙法蓮華経」の根拠(古文からの引用多め)
 日蓮の教えの核心は、題目をひたすらに唱えることで救われるという、専修唱題である。
創価学会はその理由を「南無妙法蓮華経は宇宙と生命を貫く根源の法」と説明しているが、
日蓮はそんなことを書き残してはいない。御書をひもとき、題目の根拠を探る。


これまでのまとめ


◎ 広宣部・教宣部と嫌がらせの実態

  広宣部と教宣部

  広宣部・教宣部が連携した嫌がらせの手口

  教宣部創設の経緯

  広宣部の実態

  「脱会者は自殺に追い込め」①

  「脱会者は自殺に追い込め」②


◎ 創価学会は反日団体か

  池田大作在日説について

  外国人労働者受け入れ拡大と創価学会・公明党

  創価学会と韓国


◎ 池田本仏論

  池田本仏論について①

  池田本仏論について②

  「会長先生はお父様のような存在」

  「700年ぶりだねぇ」の真偽

  池田大作の食べ残しを食うと「福運」がつく!?

  数珠さすりと弟子分帳

  池田大作への個人崇拝の実態

  虚仏への供物

  「娘に仏様の手がついた」


◎ 池田大作の人となり

  憧れの池田センセイ

  ピアノと写真、そして執筆活動

  池田センセイの話術

  池田大作 唱題伝説

  池田センセイのご指導

  清貧の人? 池田大作

  金満家・池田大作

  池田大作のぜいたく

  名誉学位・名誉市民等について

  池田センセイの「ご友人」

  池田大作は本当に平和主義者か?

  創価学会員はなぜ池田大作を崇拝するのか?

  池田崇拝の何が問題か

  創価学会の「大勝利」

  懲りない男・池田大作

  池田大作はバカではない


◎ 創価学会員とはいかなる人々か

  「福子」として育てられるということ

  創価学会の二枚舌

  折伏(しゃくぶく)について

  創価学会員の選民思想

  反社会的な教義

  創価学会員のルサンチマン

  創価学会の光と影

  功徳とバチ

  狂信者の心理

  「学会活動できるじゃない!」

  統監と家庭訪問

  新聞啓蒙とマイ聖教

  肩書と成果主義

  御書講義について


◎ 創価学会 金満教団への道

  創価学会の金集め①

  金庫事件(金集め①-補足)

  創価学会の金集め②

  「牛乳ビンの念珠」とは?(金集め②-補足)

  創価学会の金集め③

  ふたたび「財務」について


◎ 収奪的な金集めの手口

  財務督促あるいは「創価学会仏」の金口直説

  財務をすれば万札が降ってくる?

  財務に苦しめられる末端学会員

  学会幹部に良心はないのか?

  創価学会・公明党と生活保護

  公明党による口利きの代価


◎ 『人間革命』の欺瞞

  創価学会の信心の現証について

  そもそも『人間革命』とは

  『人間革命』と結核

  紙を飲む宗教①

  紙を飲む宗教②

  紙を飲む宗教③

  「狸祭り事件」について

  セックス&バイオレンス

  創価学会常住の本尊について

  「日蓮」を名乗る前の日蓮

  『人間革命』の執筆体制と長期休載

  大阪事件

  「長男はツギオで、次男はダイサク」

  エレベーター相承のウソ

  池田大作と戸田城聖の〝遺品の刀〟


◎ 人物

  戸田城聖のビジネス(戦前・戦中編)

  戸田城聖のビジネス(戦後編‐①)

  戸田城聖のビジネス(戦後編‐②)

  戸田城聖のビジネス(戦後編‐③)

  アル中・戸田城聖

  池田城久の死

  福島源次郎氏について

  藤原行正氏について

  藤井富雄氏について

  第四代会長・北条浩氏について

  幹部の本音

  幹部の役得


◎ 教義の矛盾(折伏の被害にあっている方はお役立てください)

  私説「五重相対」(創価学会の矛盾)①

  私説「五重相対」(創価学会の矛盾)②

  私説「五重相対」(創価学会の矛盾)③

  私説「五重相対」(創価学会の矛盾)④

  仏像を拝むのは謗法か?

  蔵の財、心の財

  創価学会は仏教ではない①

  創価学会は仏教ではない②

  創価学会は本当に「御書根本」か? ①

  創価学会は本当に「御書根本」か? ②

  日蓮と真言宗と池田大作


◎ 日蓮と鎌倉仏教

  「念仏無間、禅天魔、真言亡国、律国賊」

  「南無妙法蓮華経」の根拠

  日蓮と念仏①

  日蓮と念仏②

  日蓮と禅①

  日蓮と禅②

  日蓮と禅③

  日蓮と真言

  日蓮と律

  日蓮と良観房忍性

  日蓮と神祇信仰

  日蓮遺文の真偽問題

  佐前・佐後

  「日蓮本仏論」について


◎ 創価学会 基礎知識

  5chスレ立て用テンプレ1~5(創価学会がカルトである理由①)

  5chスレ立て用テンプレ6~9(創価学会がカルトである理由②)

  創価用語の基礎知識①

  創価用語の基礎知識②

  創価学会の財力

  折伏大行進の実態

  折伏成果の水増しについて

  創価学会の実世帯数

  本部職員の待遇と創価学会の財力


◎ 書評

  書評『内側から見る創価学会と公明党』

  書評『「人間革命」の読み方』

  書評『創価学会秘史』

  書評『創価学会』(田原総一朗著)

  書評『親が創価学会』(島田裕巳著)

  おすすめの本


◎ 創価批判コピペ集

  ①(「創価学会とはどんな宗教か」他)

  ②(「創価学会が嫌われる理由」他)

  ③(「創価学会の教え」他)

  ④(「池田大作ってどんな人?」他)

  ⑤(「創価学会の『人間革命』」他)

  ⑥(「創価学会の『財務』」他)

  ⑦(「創価学会と法華経」他)

  ⑧(「創価学会の『不都合な真実』」他)

  ⑨(「創価学会と平和主義」他)

  ⑩(「創価学会の『折伏(しゃくぶく)』」他)

  ⑪(「創価学会の『学会活動』」他)

  ⑫(「創価学会の『総体革命』」他)

  ⑬(「創価学会の迷惑行為」他)

  ⑭(「池田大作の女性スキャンダル」他)


◎ その他

  「はじめに」および5ch(旧2ch)過去スレ

  創価学会とオウム真理教

  創価学会が社会から受け入れられない理由

  変わらない創価学会

  誰が公明党に投票しているか?

  都議会選挙(2017年)の結果について

  衆議院総選挙(2017年)の結果について

  平成29年をふりかえって

  創価学会の創立記念日

  平成30年をふりかえって

  統一地方選挙(平成31年4月)の結果について

  創価学会の行く末



 当ブログを開設してから3年目に入り、創価学会がカルトであることを論証するという
ことに関しては、所期の目的をほぼ達成できたのではないかと考えています。

 しかしながら、創価学会・公明党はいまだ健在、池田大作を崇める学会員も多数おり、
彼らはカルトの害悪をまき散らし続けています。

 一個人のブログの影響力など、微々たるものに過ぎないことは百も承知していますが、
それでも私にできること、即ちブログの更新は続けるつもりです。引き続き、よろしくお
願いします。


 さて、今月21日は参議院選挙の投票日です。
 マスコミの報道等でご存知の方も多いと思いますが、山本太郎氏が代表を務めるれいわ
新選組が、東京選挙区に創価学会員の野原善正氏を擁立しました。東京選挙区からは、公
明党の山口代表も立候補しています。

 野原氏は昨年の沖縄知事選挙で、公明党が支援する候補ではなく、対立候補の玉城氏を
応援しました。

 彼が公明党に反旗を翻したのは、「池田名誉会長が唱えた平和思想のとおり、基地なき
沖縄を実現することこそ、創価学会・公明党のあるべき姿なのに、今の公明党は自民党の
言いなりになって基地建設を推進している」との思いがあったからとのことです。

 確かに、池田の代表作ということになっている『新・人間革命』には、以下の記述があ
ります。


>  核も、基地もない、平和で豊かな沖縄になってこそ本土復帰である――それが、沖
> 縄の人びとの思いであり、また、伸一の信念であった。「本土復帰」という住民の悲
> 願の実現を盾に、核兵器や基地を沖縄に背負わせるとするならば、かつて沖縄を本土
> 決戦の“捨て石”にしたことと同様の裏切りを、政府は重ねることになる。
 (『新・人間革命』第13巻)
 
 ※ 文中の「伸一」とは、池田大作のこと。


 創価学会員の中には「公明党は平和の党であるべき」と考え、自公連立政権に不満を募
らせている者も少数ながらいるとのことなので、そうした人たちの票が野原氏に流れるだ
ろうと予想されます。

 とは言え、大多数の学会員は「公明党に投票すると功徳(ご利益)がある」と、信じて
いるからそうしているのであり、候補者の政策や主義主張にはほとんど関心がないので、
大番狂わせがあるとは考えにくいと思います。選挙は水物とも言いますので、断定はでき
ませんが。

 東京選挙区も気になりますが、参議院比例区における公明党得票数は、現在の創価学会
の力をはかる上で重要ですので、どんな結果になるか、当日の選挙特番を楽しみにしたい
と思います。

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