2017年3月24日金曜日

創価学会・公明党と生活保護

 創価学会の政治部門である公明党は、共産党と並び、生活保護の口利きを地方自治体に
対して行っていると、かねてから指摘されている。

 私がこれまで読んだことのある暴露本にも、そうした記述があった。元公明党参議院議
員・福本潤一氏の著書『創価学会・公明党「金と品位」』に以下の記述がある。


>  また、地方議員は、生活保護申請や公営住宅への入居斡旋など、実に微に入り細に
> わたった陳情を受けていました。私は参議院議員でしたので、地方議員ほど陳情処理
> に難渋したことはありませんが、中央省庁への要望は多くありました。


 また、孫引きになるが、ジャーナリスト・古川利明氏の『システムとしての創価学会=
公明党』にも同様の記述が、『週刊新潮』から引用されている。


>  また、公明党の高田明・板橋区議(当時)は『週刊新潮』のインタビュー(一九九
> 六年二月十八日号)で、次のように述べている。
>  〈創価学会は議員を単なる部下としか扱っていません。人事も思いのままあやつり、
> 自分たちの思いどおりの政策を要求していきます。例えば、まだ宗門と蜜月だった頃、
> 板橋区にある日蓮正宗の寺院を建て替えなければならないことがありました。しかし、
> その地域の建ぺい率が低かったため、学会はさっそく私たち公明党の議員を使って区
> 役所に圧力をかけ、建ぺい率を変えさせました。(中略)学会に言われたことは私た
> ち公明議員にとっては絶対で、生活保護の受給や保育園の入所、公営住宅入居への口
> 利き、そして警察からの貰い下げに至るまで、すべて彼らに命令されることを実行し
> なければなりませんでした。〉


 話はやや変わるが、創価学会員はこうした口利きによる利益誘導を、〝福運〟だと考え
ているらしい。創価大卒の芸人、長井秀和氏が匿名で執筆した『創価学会あるある』には
次のように述べられている。


>  体験発表でみんなに、「生活保護を受給できた」
>  と告げて会合が盛り上がっているのは正直ひく。

> 会合で、信心したことで生じた体験や成果を、みんなの前で報告することがある。そ
> のときに、生活保護の受給申請をして役所から受諾されたことを発表する人がいて、
> 聞いていた婦人部が、「諸天善神が守ってくれたわね」「福運だね」「これで広布に、
> 池田先生と戦っていけるね」とリアクションしているのを見ていると、とても自分の
> 友人をつれてこられないなと士気が下がるが、ちょっと面白い光景だなと内心笑って
> しまう。


 生活保護のような社会保障を議員の口利き行為により利権化し、仲間内で分配すること
が宗教的救済だと言うのなら、かつての道路利権全盛の頃の族議員は、さしずめ生き仏で
あろう。やはり、学会員の感覚は、世間とズレていると言わざるを得ない。

 生活保護の審査は、行政の担当職員により公正に行われるべきであり、議員の口利き行
為により、一部の者が優先的に受給を認められるなど、本来あってはならないことである。

 憲法20条は、「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使して
はならない」と規定している。

 特定の宗教の信者が、その宗教の支援を受けて当選した議員の口利きにより、生活保護
を優先的に受給できるのであれば、それは「特権的」と言うべき実態であり、憲法20条に
違反していると考えられる。

 残念ながら、現状では政治力を濫用した、行政・税金の私物化がまかり通ってしまって
いる。こうした不公正な実態は、広く国民が認識し、是正を求めるべきであろう。

 少なくとも、公明党に投票することは、こうした不公正を助長することにしかならない
という認識を、深く考えずに学会員のF取り(公明党への投票依頼)に協力している人た
ちにも、持ってもらいたいものである。