2020年3月1日日曜日

職員による内部告発

 既にご存知の方も多いでしょうが、創価学会の職員による内部告発が、YOUTUBEに投稿
されています。興味深い内容でしたので、リンクを貼っておきます。


 ※ 現在、この動画は非公開になっている。

 この告発が事実か否かについては、私は断定できる立場にありませんので、視聴した方
それぞれに判断していただくしかありません。本稿では、一応、事実であると仮定の上で
論じます。

 告発者は説明があまり得意ではないようです。また、チャンネル開設者のシバター氏も、
創価学会についての知識が乏しいため、適切な質問ができていません。

 そこで、告発の背景にある事情について、私なりに推測したことを含めて、簡単にです
が解説を加えたいと思います。


解説

主な登場人物

Sさん
 動画に出演している告発者。某支部の職員とのことなので、地域の拠点である会館に勤
務しているものと考えられる。

上司
 Sさんの上司。Sさんいわく「神様のような人」。不祥事を起こした張本人。


告発1
 Sさんは上司から命令により、一月あたり35~40人というノルマを課され、折伏を強要
されていた。明らかに実現できない目標であり、立場を悪用したパワハラである。

告発2
 職員がお布施を横領している。お布施の金額は各会員の自由であることから、経理担当
者が不正をはたらいても発覚しにくい。Sさんの上司は、実際に横領していた。

 ※ 創価学会には教団に対する寄付として、「財務」と「広布基金」の2つがある。

 財務・・・年一回、年末に実施。金融機関での振込。金額は一万円以上が原則。
 広布基金・・・地域の会館で年に数回、行事の際に現金で徴収。金額の指定はない。

 財務は振込なので、末端の職員は手を出せない。一方で広布基金は、創価学会の会館で
現金を集めるものなので、Sさんの上司のような立場にある者ならば、不正を働くことも
できるのだろう。
 
 女優で元学会員の杉田かおる氏も、個人で不審な金集めをしたり、「会のお金を騙し取
ったり」する学会員がいたことを、著書で暴露している(「創価学会の金集め③」参照)。

 創価学会の体質から言って、現在でも同じようなことが起こっても不自然ではないと考
えられる。


追記

 シバター氏が別の動画で、告発動画を非公開にした理由を明らかにしている。

裁判沙汰になり、動画を非公開にしました

 これによると職員による横領を暴露した男性――つまりSさん――が、動画を公開して
からひどい嫌がらせを受けるようになったため、シバター氏に動画を非公開にしてほしい
と依頼したとのこと。

 動画のタイトルに「訴訟沙汰」とあるのは、Sさんが嫌がらせを行った相手に対して民
事訴訟を準備中であることを指しているようである。Sさんやシバター氏が、創価学会側
から名誉毀損で訴えられたわけではないようだ。

 不都合な告発に対して正々堂々と反論するのではなく、卑劣な嫌がらせで沈黙を強いる。
これが創価学会のやり方なのだ。まさにカルトの所業である。

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